
社労士は難関試験と言われています。
なかなか合格は難しく、勉強時間も相当な時間が必要になりますが、一発で合格する人も一定数います。
この記事では社労士試験の難易度や一発合格してる人の確率、またその勉強時間等に関して紹介していきます。
社労士の合格率ってどれくらい?難易度の傾向や合格するための平均期間は?
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社労士試験の合格率や難易度は?
まず、社労士試験の①受験者数 ②合格者数 ③合格率に関して見ていきます。
それぞれ過去5年分を見てみましょう。
| H25人 | H26 | H27 | H28 | H29 | |
| ①受験者数 | 49,292人 | 44,546人 | 40,712人 | 39,972人 | 38,685人 |
| ②合格者数 | 2,666人 | 4,156人 | 1,051人 | 1,770人 | 2,613人 |
| ③合格率 | 5.4% | 9.3% | 2.6% | 4.4% | 6.8% |
このようになっています。
毎年概ね4万人ほどが受験しています。合格者数と合格率は年によってかなり変動があります。
特にH26とH27を比べると差が大きいことが分かります。
5年間で最も合格率が高い年でも10%未満です。
特にH27 は過去最低の合格率で2.6%という低さとなっています。
このことから、社労士試験は非常に難関な試験と言えます。

難易度の傾向は?
この5年分のデータを見てみると、合格率は例年に比べ下がり、また徐々に上がり始めていることが分かります。
社労士試験はそれまで概ね7~8%ほどの水準を保ってきましたが、H25試験あたりから下がっていく傾向を見せ、この2年程でまた上昇してきました。
今後も合格率の上昇傾向は続くと思われます。
平均でどれくらいの期間で合格するの?
社労士試験の合格に必要な勉強時間としては、800~1000時間と言われています。
もちろん個人差や理解のスピード、学習方法等にもよりますが、概ねこの程度の時間は必要です。
そしてこの時間を捻出するには1年は必要でしょう。
早い人なら半年ほどで合格する人もいますが、ほとんどの場合は勉強期間1年前後と考えて間違いないです。
一発合格者の勉強時間はどれくらい?

予備校に通っていた一発合格者の勉強時間
一発合格者の勉強時間としては、予備校に通っていた人では600~800時間くらいの割合が多いようです。
独学で一発合格した人の勉強時間
独学で勉強した一発合格者の勉強時間としては、予備校に比べると人によって開きはありますが、500~1000時間くらいの人がほとんどのようです。
まとめ
予備校か独学が良いかは相性や環境にもより人によってそれぞれですが、一発合格を狙うには一般的には予備校がより良いと思われます。
予備校は受験指導やカリキュラムがちゃんとしており、勉強ノウハウをしっかり教えてくれるので、一発合格を本気で考えるなら予備校を利用した方が良いでしょう。
一発合格するために予備校か独学どっちがオススメ?メリットとデメリットを紹介

予備校で学ぶことのメリット
- しっかりした学習カリキュラムが組まれており、ペースが作れる
- 充実したサポートや受験指導が受けられる
- 学習量や教材に不安を抱きにくい
- モチベーションを維持しやすい
予備校で学ぶことのデメリット
- 費用が高い
- 通うのが大変(仕事との両立が大変)
独学で学ぶことのメリット
- 費用を安く抑えられる
- 自分で学習計画を立てられる(時間や場所の制約が少ない)
独学で学ぶことのデメリット
- 学習量や質に不安が残る
- モチベーションを維持しにくい
- 疑問点を解消しにくい
まとめ
予備校で学んだ場合は学習の量や質、ペースを確保できますが、高額になったり通学が大変という点もあります。
独学で学んだ場合は費用も安く自分で計画立てて勉強できますが、途中で挫折したり学習が不十分ということが考えられます。
社労士試験に一発合格した人の特徴は?逆に社労士に合格できない人の特徴は?

一発合格した人の特徴
- 予備校利用の場合、講師の言うことを忠実に実行した
- 基本事項を徹底的に固め、手を広げすぎず難問や奇問は捨てる勇気を持ち、合格点を取ることにフォーカスしている
- 全科目を万遍なく学習し、苦手分野を作らない
- 過去問や持っている問題集をひたすら繰り返し、テキストも読み込む
- 絶対に合格するという気持ちを強く持ち続ける
一発合格した人は毎日の勉強時間や直前期の勉強内容はどのようなものだったのでしょうか。
その例をいくつか挙げてみます。
一発合格した人のスケジュール
時間こそまちまちだが、毎日勉強することを心がけた。
直前期の7月~8月にかけては苦手分野や重要ポイントを繰り返し学習した。また、本試験までに過去問を5回転、テキストを10回通読した。
平日は2時間ほど、休日は5~8時間ほど勉強時間を作った。
直前期は横断整理をしたり、基本事項や法改正の再確認をしたり、選択対策にも力を入れた。
社労士に合格できない人の特徴
- 的を絞らず手を広げすぎたり、効率の悪い学習をする
- 全てを理解しようとして逆に分からないことが増えていく
- 学習量が絶対的に足りていない (知識が定着していない)
- 過去問だけに取り組む
- 法改正や白書対策を行っていない
まとめ

このように合格できる人とできない人とでは学習方法や効率性、心の持ちようといったところが大きく違ってきます。
合格する人は社労士試験がどういう試験かをちゃんと分かっているのです。
この試験は満点を取る必要は無く、概ね6割5分~7割で合格です。このことを意識し効率の良い学習、基本の徹底ということを根幹に置けば、一発合格も狙うことができます。
これに加え、絶対合格という強い気持ちが何より必要です。
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