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社労士に独学で合格する方法!勉強法を徹底解説!

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社労士になるには

社労士と中小企業診断士の共通点や両方の資格を取ることのメリット、他士業との違いについて

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社労士と業務内容や性質が似ている資格の1つに中小企業診断士があります。

この資格は社労士との共通点も多く、難易度もほとんど同じです。

また中小企業診断士は取りたい資格ランキングで1位になったこともあり、人気の資格です。

そんな両資格を取ることのメリットや他士業との違い等について見ていきます。

社労士と中小企業診断士の共通点って?他仕業との違い

社労士と中小企業診断士のメリット

独立・開業だけでなく、企業でも資格を活かせる

士業にも独立を前提としたものや、企業内でもその能力を充分発揮できるようなものもあります。

例えば弁護士や税理士といった士業は前者にカテゴライズされるでしょう。

対して社労士や中小企業診断士は独立や開業はもちろん、企業内の諸部署でそのスキルを活かすことができます

独立や開業となると営業面や資金面でなかなか思うようにいかなかったり、軌道に乗るまでに時間がかかったりします。

しかし企業に勤める形でその能力を発揮する形ならそうしたリスクは無くなります。

このような選択が弁護士や税理士に比べしやすいのは、社労士や中小企業診断士のメリットの1つと言えるでしょう。

働きながら、短期間で資格取得も可能

弁護士や税理士は難易度も非常に高く、取得までに何年もかかるというのはザラです。

勉強に専念できる環境でなければ合格は至難です。それこそ働きながらとなれば不可能に近いと言ってもいいいかもしれません。

また、勉強にかかる費用も相当なものです。

一方、社労士や中小企業診断士は働きながらでもやり方によっては短期間での取得も狙える資格で、ほとんどの人は働きながら合格しています

勉強期間も1年前後(人によっては半年ほど)です。

社労士も中小企業診断士も難易度が高いことは間違いないですが、勉強時間や費用という面では弁護士や税理士と比べればはるかに取得しやすいと言えます。

社労士と中小企業診断士の資格を両方取るとお得?試験や業務におけるメリット

資格試験の学習におけるメリット

例えば社労士試験では労務や人事に関する法律を学びますが、それは会社にとっては必要不可欠なものです。

そして中小企業診断士は人、物、金に関するあらゆる部分を学習します。

労務や人事に関する学習は、人に関する部分に相当すると言っていいでしょう。このことから、社労士の勉強をすることが中小企業診断士の勉強をする上でも有益になることが分かります。

また、社労士では多くの法律を勉強するので、知識に加えリーガルマインドを身に着けることもできます。

中小企業診断士でも例えば経営法務の学習等法律に触れることはあるので、その際に法律学習経験があるということは大きなメリットと言えます。

業務上のメリット

社労士と中小企業診断士の共通要素としてコンサル業務を挙げることができます。

社労士の3号業務と中小企業診断士のコンサル業務の部分を併せ持つことで、より幅広く企業アドバイスが可能になります

労務面、経営面、IT面といった分野においてどうすればより良い組織や体制を作れるのか、会社として機能するのかを総合的な視点でコンサルティングできます。

それによって満足度や信用度が上がり、報酬アップにも繋がることも期待できます。

何よりも人、物、金の3つの流れをより多方面な視点から捉える力を養うことができ、より活動の幅も広がることでしょう。

中小企業診断士ってそもそも何?社労士に足りない部分を補完できる?

中小企業診断士とは

中小企業診断士とは、企業においての人、物、金、情報等に関する知識を幅広く有し、それをより良い組織を作ろうとする企業や人にアドバイスをする者のことです。

経営・経済や法務、ITといった分野の知識を有し、それを企業経営の向上や人財育成といったことに役立てる、いわば企業コンサルタントです。

他士業のように専門分野特化ではありませんが、多角的な視点や考え方で企業を見ることができます

中小企業診断士の業務とは

中小企業診断士は文字通り中小企業の経営上の問題に対して解決策を示したり、経営相談に乗ることが主な仕事です。

つまり経営コンサルタントのようなもので、企業のあらゆる問題を様々な方向から考え、適切に判断し解決に導きます

例えば社労士のように独占業務はありませんが、幅広く企業の人、物、金、情報に関してコンサルができるため、業務範囲という意味では社労士や税理士等他の士業より広いと言えます。

どんな試験内容?

試験科目としては

①経済学・経済政策
②財務・会計
③企業経営理論
④運営管理
⑤経営法務
⑥経営情報システム
⑦中小企業経営・政策

があります。

1次試験と2次試験があり、1次は8月の上旬の土日2日間で行われます。1日目が①~④、2日目が⑤~⑦です。

1次合格者は2次へ進みます。2次は10月に記述、12月に口述という形で行われます。

また1次の合格基準点は、各科目100点700点満点中6割以上、つまり合計420点以上で合格です。

ただし、40点未満の科目が1つもないことが条件です。

2次は、記述の総得点(全4科目)で6割以上(1つも4割未満の得点がないこと)かつ口述の評定が6割以上です。

科目免除もあり60点以上得点した科目は次回受験時に免除されます。

資格を取ることでどんな知識やスキルが身に付くの?

コンサルティング力

企業にとって問題が生じた場合に必要なのは、それを早く解決することです。

中小企業診断士の資格を取ることで提案する力や問題解決に導く力を養うことができます

これは口述試験にも見られるように、事例を用いてコンサル力を試すという機会があり、このような力を身に着けることができます。

何が問題で何をどう提案すれば解決するのかを考えさせることで、コンサル力の向上に繋がります。

経営資源に関する知識

企業の人、物、金、情報といった経営資源に関する分野を学ぶことで、企業がどう成り立っているのか等を知ることができます

また、この資格を幅広く学習すると、経済・経営、労務、ITといった様々な分野の知識が身に着くので、かなりオールラウンドに自分の財産となっていくはずです。

なかなか他の資格では他分野を同時に勉強するものは少ないので、教養を広めたいという意味でも良いでしょう。

多方面から問題を見る力

企業のどこにどんな問題があるかは、なかなか一方方向からでは判りません。

あらゆることが原因となり問題が発生しているとすれば、その解決の糸口や切り口を見つけるのは多方面から状況を分析する力だと言えます。

あらゆる角度で物事を見るという力は資格の取得によって養われることでしょう。

この問題にならどの分野とどの分野の何の知識を用いれば良いのかを考える訓練になるはずです。

中小企業診断士としてどう働いていけるの?

現在の勤務先

例えば現在営業や製造職で働いているのであれば、総務課や人事部といったように企業の心臓とも言える部署での活躍が期待できると思います。

あるいはメインで他の職種に就きながらも、こちらの分野でも活躍するパラレルキャリア的な立ち回りができるでしょう。

就職・転職先

就職先としては企業の総務課や人事部、転職先としては例えば社労士事務所や税理士事務所等が相性が良いと思われます。

勉強内容や業務内容からもこのような士業には足りないない部分を補えるという面もあり、お互いが力を合わせることで更にパフォーマンスを発揮できるでしょう。

独立・開業

中小企業診断士は独立や開業も目指すことのできる資格です。

会社等で十分な知識と経験を得て、その後事務所を構えるという選択もできます

また、講演や執筆活動をして少しずつ準備をしていくのも手です。開業することで他士業とのネットワークが広がることもあります。

社労士に足りない部分を補完する中小企業診断士の資質や能力

社労士では3号業務といういわゆるコンサル業務がありますが、試験ではコンサルの勉強はしないため、実務においてコンサルティング力は最初は不足しがちな面があります。

しかし、中小企業診断士を併せ持つことでコンサルティング力が上がり、より幅広い業務を行えるようになるでしょう。

これは社労士の試験勉強では学習できないことです。

このように社労士と中小企業診断士は非常に相性が良い資格と言えるでしょう。

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